コシヒカリと地域産品のふくい米ドットコムホーム有機農法の誤解世界食糧問題センターからの報告書

有機農法の誤解


1)世界食糧問題センターからの報告書


非営利の調査機関であるハドソン協会(Hudson Institute)の世界食糧問題センター(Center for Global Food Issues)は、「自然の毒物−無農薬農業というオーガニックの神話(Nature's Toxic Tool: The Organic Myth of Pesticide-Free Fsrming)」という報告書の中でオーガニック農業について、「農薬の使用を増加させるものであり、健康・環境に対する危険性は従来の農業よりも大きい」と警告。これは、非営利組織である「全国食糧・農業政策センター(National Center for Food and Agricultural Policy)」のデーターに基づき作成され分析されている。

1.オーガニック農薬の使用量と毒性

オーガニック農法では無農薬栽培と思いがちだが、使用の認められている農薬が結構ある。

また、それらの農薬が必ずしも毒性が低いわけではない。しかも、それらの農薬は化学農薬と比べ、効率が悪いため、使用が飛躍的に増大し、農地ならびに環境に対する影響も大きくなる。
「全国食糧・農業政策センター(National Center for Food and Agricultural Policy)」のデーターによると、もっとも大量に使用されている農薬は殺虫剤として用いられる油である。そして、2番目に多く使われているのは硫黄である。油も、硫黄もオーガニック農業で使用が認められている。1エーカー当たりの使用量を見ても、硫黄は34ポンド。銅は4ポンドで化学農薬の1.58ポンドよりはるかに大量に使用されている。硫黄や銅は幅広い生物に影響をもたらし、長時間にわたり、土壌や環境を汚染する。また、現実問題、使用が認められている規格の中には、インドセンダンのように哺乳類に対し、毒性があるものもあるし、また、日本の有機JAS法で使用が認められている、殺菌剤のボルドー剤(液)や、殺虫剤のデリス乳剤など、人体に対して毒性や発ガン性、環境汚染物質もあることから、オーガニックと言えども、安全・安心とは限らない。
また、このような数字もある。現在の農薬の1エーカー当たりの使用量をみると、殺菌剤が全て硫黄になった場合、殺菌剤の使用量は73.8%、全て銅になった場合は47%増となる。殺虫剤に関しては統計が無い。これは、標的となる害虫が限定され、効率が悪いため、より頻繁に使用するためであり、農地に対する影響も大きい。
現在化学農薬を実施した農業の実施により、地域全体として害虫や病気の被害が減少し、オーガニック農業がこれらの被害にさらされずにすんでいるが、100%オーガニックになればこのような恩恵?は失われ更に農薬の使用量が増えることにもなる。
更に、オーガニック農業に用いられる資材の需要の増大により、社会的、生態系的な影響もある。事実、ケニアやペルーが主産地の除虫菊は、81年の2.5万トンから95年の10万トンに大幅に生産量が拡大している。今後更にオーガニック化が進むことで、開発途上国において、資材供給のための農業が行なわれ、さまざまな面において影響が出てくるだろう。

2.生物的コントロールの限界
害虫を天敵により駆除すると言う方法は、化学農業より割高であり、かつ、標的とする範囲が狭いと言う問題がある。また、この方法が生態系を崩し、ある種の昆虫や植物の減少の要因となってもいるようだ



この報告書については、農薬による、健康や環境への影響は使用量だけでは判断できないことなどの問題点はあるが、「オーガニックは無農薬であり、健康や環境によい」という、一般の受け取り方に警笛を鳴らすものだ
なお、この報告書は下記のアドレスより入手可能だ。
http://www.cgfi.org/pubs2.cfm



福井県産コシヒカリと福井の地場産品の
ふくい米ドットコム
有限会社 黒田米穀
TEL0778−51−1232
FAX0778−51−1741
e-mail  info@fukuimai.com